2019年8月28日、国際図書館連盟(IFLA)が、ガイドライン“Guidelines for Setting Up a Digital Unification Project”を策定したと発表しました。
分散化されたデジタルコレクションへの包括的なアクセスを利用者に提供するデジタル統合プロジェクトを計画し、完成させ、提供する図書館・文書館などの機関に確認事項・推奨事項を提供することを目的に策定されたもので、プロジェクトのライフライクルの3つの主要なフェーズ(定義・管理・完成)に沿って構成されています。
IFLAの理事会及び関連分科会(保存・保全(PAC)、国立図書館、先住民族、貴重書・特別コレクション)・ユネスコ「世界の記憶」プロジェクト・国際公文書館会議(ICA)・国立図書館長会議(CDNL)や、フランス国立図書館(BnF)、英国図書館(BL)、オランダ・Centre for Global Heritage and Development及びライデン大学、イスラエル国立図書館、韓国国立中央図書館(NLK)、南アフリカ・ステレンボス大学の専門家からなるデジタル統合に関するワーキンググループが策定したものです。
Just released: two new IFLA Standards(IFLA,2019/8/28)
https://www.ifla.org/node/92420
Guidelines for Setting Up a Digital Unification Project(IFLA PAC)
https://www.ifla.org/publications/node/92435
Guidelines for Setting Up a Digital Unification Project [PDF:20ページ]
https://www.ifla.org/files/assets/hq/topics/cultural-heritage/documents/guidlines-on-setting-up-a-digital-unification-project.pdf
参考:
E1974 – 世界図書館情報会議(WLIC):第83回IFLA年次大会<報告>
カレントアウェアネス-E No.337 2017.11.16
http://current.ndl.go.jp/e1974