フォークナーの作品世界をデジタル化するプロジェクト「デジタル・ヨクナパトーファ」(記事紹介)

米・バージニア大学(UVA)のウェブサイトに掲載された2019年7月17日付けの記事で、1949年にノーベル文学賞を受賞した米国の小説家、ウィリアム・フォークナーの作品世界をデジタル化するプロジェクト「デジタル・ヨクナパトーファ」が紹介されています。

フォークナーはミシシッピ州にあるとする架空の土地「ヨクナパトーファ郡」を舞台にした一連の小説を発表しており、プロジェクト名はこのことに由来します。UVAの英語教授Stephen Railton氏と国内外の共同研究者が開始したものであり、その成果としてウェブサイト“Digital Yoknapatawpha”が公開されています。

“Digital Yoknapatawpha”では、フォークナーの作品から約5,000の登場人物、8,000以上の出来事、約2,100の場所のデータを収集しており、検索機能やそれぞれの関係性をマッピングして表示する機能を提供しているほか、フォークナー作品の一部の原稿や初出時のイラストの画像についても閲覧することができます。

International Team Collaborating to Digitize Faulkner’s World(UVA, 2019/7/17)
https://news.virginia.edu/content/international-team-collaborating-digitize-faulkners-world

Digital Yoknapatawpha
http://faulkner.iath.virginia.edu/index.html

関連:
UVA Spearheads Effort to Digitally Map Faulkner’s Literary World(UVA, 2016/8/15)
https://news.virginia.edu/content/uva-spearheads-effort-digitally-map-faulkners-literary-world
※2016年8月にUVAが本プロジェクトを取り上げた際の記事です。