マレーシアの新聞“The Star”が、2019年6月23日付の記事で、同国の読書事情を紹介しています。
・マレーシア国立図書館の会員申請と貸出冊数がここ数か月間増加していること
・国民はオーディオブックや電子書籍より印刷された本を好むこと
・教育大臣による#MalaysiaMembaca読書キャンペーンが開始されていること
・6月9日に終了したBookFest@Malaysiaに65万人が訪れたこと
・マレーシア国立図書館による2014年の調査では年平均読書冊数が15冊であったこと(2005年調査では2冊)
・全国教員労組(NUTP)が学校図書館の改革を訴えていること
・2018年12月、教育省が、読書文化の促進を目的に、2020年から2030年までを国民読書の10年(National Reading Decade)とすると宣言したこと
・同国の出版物の売り上げが減少していること
・図書館納本法に基づく登録冊数によると2018年に出版された書籍数は1万8,663点で、最も多い分野は言語と文学であったこと
等が紹介されています。
Burying our noses in books(The Star,2019/6/23)
https://www.thestar.com.my/news/nation/2019/06/23/burying-our-noses-in-books/
Malaysians love reading, but fewer local books sold(The Star,2019/6/23)
https://www.thestar.com.my/news/nation/2019/06/23/malaysians-love-reading-but-fewer-local-books-sold/
参考:
2020年の“World Book Capital”(本の首都)は、マレーシア・クアラルンプール
Posted 2018年9月26日
http://current.ndl.go.jp/node/36714