2019年6月8日・9日、滋賀県大津市の成安造形大学において、2019年度アート・ドキュメンテーション学会年次大会が開催されます。
2日目の学会総会が会員限定である以外は、本会員・非会員を問わず誰でも参加可能です。参加には事前の申し込みが必要で、参加費は両日共通・資料代込で、会員(賛助会員含む)1,000円(学生会員 500円)、非会員・団体購読会員 2,000円(学生 1,000円)です。
1日目は、「アート・ドキュメンテーションとデータベースとの関係を探る──知の蓄積と共有化のために」をテーマとしたシンポジウム等が開催されます。シンポジウムの内容は以下の通りです。
・開会挨拶 赤間 亮氏(アート・ドキュメンテーション学会 会長)
・シンポジウム趣旨説明 古賀 崇氏(アート・ドキュメンテーション学会 幹事長)
・講演1 知の蓄積を加速させる外部データベースの育成
赤間 亮氏(立命館大学アート・リサーチセンター 副センター長)
・講演2 所蔵作品情報の公開──国立国際美術館の事例
植松 由佳氏(国立国際美術館 情報資料室長・主任研究員)
・講演3 国際日本文化研究センターの浪曲 SP レコード・デジタルアーカイブ(2020年度公開予定)について
古川 綾子氏(国際日本文化研究センター 助教)
・パネル討議・質疑応答
2日目は公募研究会等が実施されます。内容は以下の通りです。
・発表1 アメリカ・アーキビスト協会ミュージアム・アーカイブズ・セクションの活動
筒井 弥生氏(アーキビスト)
・発表2 「フェイク」の時代におけるアート/ミュージアム・ドキュメンテーションの倫理のあり方と、その実践に関する一考察──「ロンドン憲章:文化遺産のコンピュータ・ビジュアリゼーションのために」を出発点として──
古賀 崇氏(天理大学 人間学部総合教育研究センター)
・発表3 文化財デジタルアーカイブズの活用を目的としたメタデータ自動付与の研究──文化遺産オンラインにおける過去の取り組みを例に──
丸川 雄三氏(国立民族学博物館 人類基礎理論研究部)
・発表4 古典籍デジタルアーカイブの活用を促進するディープラーニング型くずし字翻刻支援システムと指導システム
山路 正憲氏(立命館大学 衣笠総合研究機構)
岡田 崇氏(凸版印刷株式会社 事業開発・研究本部 総合研究所)
岡 敏生氏(凸版印刷株式会社 事業開発・研究本部 総合研究所)
秋元 良仁氏(凸版印刷株式会社 事業開発・研究本部 事業開発センター)
大澤 留次郎氏(凸版印刷株式会社 情報コミュニケーション事業本部)
赤間 亮氏(立命館大学 文学部)
2019年度アート・ドキュメンテーション学会年次大会 公募研究会、野上賞授賞式、学会総会及びシンポジウム「アート・ドキュメンテーションとデータベースとの関係を探る──知の蓄積と共有化のために」(アート・ドキュメンテーション学会)
http://www.jads.org/news/2019/20190608-09.html