ネバダ大学リノ校(米国)のウェブサイトに、3月28日付けの記事“University Libraries using Virtual Reality technology to preserve the past”が掲載されています。
“TED x University of Nevada”のイベントにおいてネバダ大学図書館のスタッフが講演した内容に基づく記事であり、リノのストリートアートをバーチャルリアリティ(VR)技術を用いて保存するプロジェクト“RENO STREET ART PROJECT”や、ネバダ大学図書館と同大学の人類学科が協力して取り組んでいる“Virtual Reality museum”等の取組が紹介されています。
“Virtual Reality museum”は、人類学科が所蔵するネイティブ・アメリカンのかごのコレクションを3Dスキャンし、バーチャル博物館を構築する取組であり、2019年末から2020年初めに同館利用者が利用できるようになるとあります。バーチャル博物館では、実物は繊細であるかごを、訪問者は拾い上げて細かく調べたりすることができるようになるとしています。
なお、本記事の元になった講演はYouTube上で公開されており、記事中に紹介があります。
University Libraries using Virtual Reality technology to preserve the past(ネバダ大学リノ校, 2019/3/28)
https://www.unr.edu/nevada-today/news/2019/virtual-reality-technology-to-preserve-the-past
参考:
米・図書館情報資源振興財団(CLIR)、研究・教育における3D/VR技術の利用支援のために学術図書館が担う役割についての報告書を発表
Posted 2019年3月5日
http://current.ndl.go.jp/node/37715
米・テネシー大学図書館、館内へのバーチャルリアリティールームの設置を発表
Posted 2018年11月9日
http://current.ndl.go.jp/node/37006