2019年2月5日、カリフォルニア大学サンディエゴ校図書館(米国)は、同館がメンバーとして参加している、デジタル保存リポジトリ間の相互運用性向上のためのプロジェクトに対して、アンドリュー W.メロン財団から助成を受けたことを発表しました。
同館のほか、カリフォルニア大学サンタバーバラ校、エモリー大学、ノースウェスタン大学、DuraSpaceら米国の機関・団体によるプロジェクトであり、図書館・アーカイブのコンテンツを分散デジタル保存システム(distributed digital preservation systems:DDPs)にシームレスに保存し、かつそのアップデートや確実な修復を可能にするツールを設計するとあります。
設計に当たっては、カリフォルニア大学サンディエゴ校が主導するデジタル保存プラットフォーム“Chronopolis”を利用するとしており、この取組によりデジタルアーカイブの信頼性や持続可能性が増すとともに、コンテンツの相互運用性が向上するとしています。
UC San Diego Library Receives Mellon Grant to Develop New Approaches to Preserving Digital Repositories(カリフォルニア大学サンディエゴ校図書館, 2019/2/5)
https://library.ucsd.edu/news-events/uc-san-diego-library-receives-mellon-grant-to-develop-new-approaches-to-preserving-digital-repositories/
関連:
Chronopolis(カリフォルニア大学サンディエゴ校図書館)
https://library.ucsd.edu/chronopolis/
参考:
米・Ithaka S+R、専門家へのインタビューをもとにデジタル保存の現状と課題をまとめた報告書を公開
Posted 2018年10月31日
http://current.ndl.go.jp/node/36949