OCLCとSpringer Nature社が提携し、電子リソースの自動アップデートが可能に

2018年12月17日、OCLCはSpringer Nature社と提携し、同社の電子リソースに関する情報をOCLCに自動的にアップデートできるようにすることを発表しました。

OCLCの利用者本人が同意すれば、所属する機関等の図書館のSpringer Nature社の出版物の所蔵データがOCLCに週ごとにアップデートされ、新着資料や資料の削除等の図書館の所蔵状況がOCLCに自動的に反映されるようになります。

利用者自身のコレクションをWorldCat knowledge baseに登録することも可能で、同社のコンテンツの所蔵状況は個人で購入したものも含めて最新の状態が維持されます。フルテキストのリンクへのアクセスが容易になり、自身のコレクションのカスタマイズ可能なMARCデータも入手することが可能となります。

OCLC and Springer Nature partner to offer seamless ebook and ejournal workflows(OCLC,2018/12/17)
https://www.oclc.org/en/news/announcements/2018/Springer-Nature-Oct-2018.html

Springer Nature(OCLC,2018/12/19)
https://help.oclc.org/Metadata_Services/WorldShare_Collection_Manager/Choose_your_Collection_Manager_workflow/Use_Collection_Manager_for_content_from_a_specific_provider/Providers_and_contacts_for_automatic_collection_loading/Springer_Nature

参考:
E1250 – OCLCが新しいブランド“WorldShare”を発表
カレントアウェアネス-E No.207 2011.12.22
http://current.ndl.go.jp/e1250

OCLCと英国研究図書館コンソーシアムがWorldShareを用いた電子リソース管理に関する6か月間の実験を開始
Posted 2013年2月21日
http://current.ndl.go.jp/node/22948