2018年12月18日、デジタルアートの保存に取り組む米国の団体Rhizomeは、カナダ国立映画庁(NFB)と共同で、NFBのコレクションのうち、インタラクティブなデジタルフィルムやウェブベースの芸術作品の継続的なアクセス保証のため、技術協力を拡大すると発表しました。
2020年に予定されているAdobe Flash Playerのサポート中止等を控えて、古い技術や仕様に基づくカナダの視聴覚資料を、エミュレーションを通じて人気のある定着したウェブブラウザで利用できるよう、オープンソースのウェブアーカイブツールWebrecorderの機能強化を図ることが目的です。
Webrecorderで作成されたウェブアーカイブは最新式のメディア資産管理(MAM)システムに統合されます。
National Film Board of Canada and Rhizome Collaborate to Enhance Emulated Browsers in Webrecorder(Rhizome,2018/12/18)
http://rhizome.org/editorial/2018/dec/18/national-film-board-of-canada-and-rhizome/
参考:
米・国家デジタル管理連盟(NDSA)、2017年版の米国のウェブアーカイブの現状調査報告書を公開
Posted 2018年12月13日
http://current.ndl.go.jp/node/37215