2018年10月5日、総務省が、ネットワーク利用及びコスト負担の公平性や透明性確保の在り方等について議論・検討するため「ネットワーク中立性に関する研究会」を開催すると発表しました。
10月17日に第1回会合を開催し、以降順次開催する予定です。
(1) 電気通信事業者、コンテンツプロバイダ、オンライン・プラットフォーマー、利用者など、関係者間におけるネットワーク利用及びコスト負担の公平性の在り方
(2) 新たなビジネスモデルに適用されるルールの明確化
(3) 利用者に対する情報提供(透明性確保)の在り方
等が検討事項としてあがっていますが、会議での検討に資するため、検討を進めていくに当たっての基本的な視点や具体的な検討項目等についての提案・意見を募集するとしています。また、研究会で実施するヒアリングへの参加を希望する事業者等についても募集しています。
募集期限は10月22日です。
「ネットワーク中立性に関する研究会」の開催及び提案募集の実施(総務省,2018/10/5)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban04_02000142.html
参考:
国際図書館連盟(IFLA)、ネットの中立性(Net Neutrality)やゼロ・レーティングの問題に関する活動を支援するためのツールキットを公開
Posted 2018年6月28日
http://current.ndl.go.jp/node/36249
国立国会図書館、『レファレンス』No.803で「ネットワーク中立性をめぐる議論」を刊行
Posted 2017年12月22日
http://current.ndl.go.jp/node/35221
E704 – 総務省,ネットワークの中立性に関する報告書を発表
カレントアウェアネス-E No.115 2007.10.17
http://current.ndl.go.jp/e704