筑波大学知識情報・図書館学類、平成30年11月の推薦入試から「ビブリオバトル」方式の面接を導入

筑波大学情報学群知識情報・図書館学類が、学類パンフレットにおいて、平成30年11月の推薦入試から「ビブリオバトル」方式の面接を導入すると発表しています。

同パンフレットによれば、思考力・判断力・表現力などの能力を多面的に評価することが目的とのことです。チャンプ本に選ばれるか否かは面接の評価とは無関係とし、「志望動機や高校での活動といったありきたりな話題ではなく、その人がこれだと思った本を紹介してもらうことで、表現力、説得力、質問力を見る」とのことです。紹介する本は漫画でも電子書籍でもよいとされています。

また、面接の改革とあわせて、推薦入試の募集人員を40名に拡大するとともに、従来は現役生のみとしていた要件を緩和し既卒者も出願可能とする(出身学校長の推薦は必要)、1校あたりの推薦し得る人数の制限を撤廃する、等の推薦入試の要件緩和も行われるとのことです。

なお、推薦入試では面接(ビブリオバトル)のほかに小論文も課されます。

筑波大学情報学群知識情報・図書館学類パンフレット(2019)
https://klis.tsukuba.ac.jp/assets/files/klis19.pdf

参考:
お茶の水女子大学、2016年度から導入の新型AO入試で「図書館入試」を実施
Posted 2015年8月4日
http://current.ndl.go.jp/node/29083

E1717 – お茶の水女子大学「図書館入試」実施に向けたプレゼミナール カレントアウェアネス-E No.290 2015.10.15
http://current.ndl.go.jp/e1717

CA1830 – 新しい本の楽しみ方「ビブリオバトル」の多方面への展開動向 / 吉野英知 カレントアウェアネス No.321 2014年9月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1830