ISIがClarivate Analyticsの一部門として「復活」

2018年2月7日、Clarivate Analyticsは同社の一部門としてISI(Institute for Scientific Information)を「復活」(re-establish)させる、と発表しました。

元々ISIはユージン・ガーフィールド氏が設立したもので、Science Citation Indexやインパクトファクターの編集等で知られていました。1992年にトムソン社(後のトムソン・ロイター社)に買収された後、同社の知的財産・科学事業部門となり、ブランド名等にその名を残していました。その後、2016年にトムソン・ロイター社が知的財産・科学事業部門を売却し、同部門はClarivate Analyticsという独立した企業となっていました。

新ISIはClarivate Analytics社の中で、計量書誌学手法の開発や学術コミュニティのパートナー・顧客との協働促進等に従事するとのことです。

Back to the Future: Institute for Scientific Information Re-established Within Clarivate Analytics(Clarivate Analytics、2018/2/7付け)
https://clarivate.com/blog/news/back-future-institute-scientific-information-re-established-within-clarivate-analytics/

参考:
トムソン・ロイター社の知的財産・科学事業売却完了、新会社名は“Clarivate Analytics”に
Posted 2016年10月4日
http://current.ndl.go.jp/node/32668

引用分析の開拓者、ユージン・ガーフィールド氏死去
Posted 2017年2月28日
http://current.ndl.go.jp/node/33557