2017年10月11日、Library Journal(LJ)誌は、同誌が毎年実施している米国の図書館情報学(LIS)大学院の卒業生の就職状況調査について、2017年版(2016年の状況)のデータを公開しました。
52の大学院の4,223人のデータを集計したもので、調査によると、83%の卒業生が常勤の職を得ており(2014年:83%、2015年:82%)、うち67%が図書館での勤務であり昨年の74%より減少しています。また、20%がその技術を活かして常勤の職として勤務しています。また、平均の初任給は5万1,798ドルで、昨年より7.45%上昇しています。
また、大学院入学時点で図書館での勤務経験がないと回答した割合が半分を超すことや、22%の学生が入学以前に他の上位の学位を取得していること、図書館情報学修士の取得と同時に他の学位を取得したと回答した割合が8%であること、今後別の学位を取得しようと考えていると回答した割合が14%であることなどが指摘されています。
Placements & Salaries 2017: Librarians Everywhere(LJ,2017/10/11)
http://lj.libraryjournal.com/2017/10/placements-and-salaries/2017-survey/librarians-everywhere/
Placements & Salaries 2017: 2017 Salaries(LJ,2017/10/11)
http://lj.libraryjournal.com/2017/10/placements-and-salaries/2017-survey/2017-salaries/
Placements & Salaries 2017: Job Journey(LJ,2017/10/11)
http://lj.libraryjournal.com/2017/10/placements-and-salaries/2017-survey/job-journey/
Placements & Salaries 2017: Explore All the Data(LJ,2017/10/11)
http://lj.libraryjournal.com/2017/10/placements-and-salaries/2017-survey/explore-all-the-data-2017/
参考:
Library Journal誌、2015年の米国の図書館情報学大学院の卒業生の就職状況調査の結果を掲載
Posted 2016年11月14日
http://current.ndl.go.jp/node/32925
韓国・文化体育観光部、「2016司書就業実態調査」の結果を発表
Posted 2016年10月26日
http://current.ndl.go.jp/node/32811