Library Journal誌、2015年の米国の図書館情報学大学院の卒業生の就職状況調査の結果を掲載

Library Journal誌が毎年実施している、米国の図書館情報学(LIS)大学院の卒業生の就職状況調査について、2016年版(2015年の状況)のデータが、2016年10月17日に公開されています。

39の大学院の4,002人のデータを集計したもので、調査によると、82%の卒業生が常勤の職を得ており(2013年:69.6%、2014年:83%)、うち74%が図書館で、13%がその技術を活かして勤務しています。また、平均の初任給は4万8,371ドルで、昨年より2.9%上昇しています。

卒業生のうち46%は図書館で勤務している社会人大学院生で、勤務していない人は、卒業の半年前から就職活動を開始し、その1/3以上が卒業前に常勤職員として採用されたこと、卒業後に常勤職員として採用されるには約5か月かかっていることなども指摘されています。

Placements & Salaries 2016: Bouncing Back(Library Journal,2016/10/17)
http://lj.libraryjournal.com/2016/10/placements-and-salaries/2016-survey/bouncing-back/#_

Placements & Salaries 2016: Explore All the Data(Library Journal,2016/10/17)
http://lj.libraryjournal.com/2016/10/placements-and-salaries/2016-survey/explore-all-the-data-2016/#_

参考:
Library Journal誌、2014年の米国の図書館情報学大学院の卒業生の就職状況を掲載
Posted 2015年10月26日
http://current.ndl.go.jp/node/29765

韓国・文化体育観光部、「2016司書就業実態調査」の結果を発表
Posted 2016年10月26日
http://current.ndl.go.jp/node/32811