米・カリフォルニア電子図書館とパデュー大学図書館、カリフォルニア大学外の利用者へのEZIDによるDOIの付与サービスの段階的廃止を発表

2017年8月4日、米・カリフォルニア電子図書館(CDL)とパデュー大学図書館が、EZIDによるDOIの付与サービスに関する新しい戦略的方向を採用したと発表しています。

新戦略では、今後2年間で、カリフォルニア大学外の利用者へのサービスは段階的に廃止するとともに、CDL・パデュー大学図書館・DataCiteの三者により、EZIDの利用者がDataCiteによるサービスへの参加・移行や、他の選択肢を評価するための支援を実施する内容となっています。

新しい会員モデルや料金体系の変更により、現行利用者にとって、DataCiteとEZIDのコストは同等のものとなったことや、EZIDの機能がDataCiteのサービスに組み込まれているところであることから、EZIDの利用者は主要な機能を失うことなく移行が可能で、また、DataCiteの会員にとっても新機能の追加といった面でサービスが強化されるとしています。

EZID DOI Service is Evolving(CDL,2017/8/4)
http://www.cdlib.org/cdlinfo/2017/08/04/ezid-doi-service-is-evolving/

EZID DOI Service Is Evolving(Purdue Unniversity Libraries,2017/8/4)
http://blogs.lib.purdue.edu/news/2017/08/04/ezid-doi-service-is-evolving/

EZID DOI Service is Evolving(DateCite,2017/8/4)
https://doi.org/10.5438/0X88-GVGE

参考:
カリフォルニア電子図書館(CDL)がCrossRefと契約、学術出版物をより見つけやすく
Posted 2014年8月11日
http://current.ndl.go.jp/node/26776

E1537 – 研究データへの識別子付与と引用可能性向上:DataCiteの活動
カレントアウェアネス-E No.254 2014.02.20
http://current.ndl.go.jp/e1537