2017年7月21日、韓国・文化体育観光部が、「大活字本普及拡大事業」として、全国700の公共図書館に24,408冊の大活字本を配布すると発表しています。
同事業は2011年から行われているもので、今年は、2014年に運営を開始したビックデータを用いた図書館経営支援システムからの「公共図書館における50代以上の利用者の人気貸出し図書」と大型書店の「2016年販売統計資料」を活用して443タイトルの候補を選び、図書館と出版界の専門家による審査を経て、23タイトル24冊の図書が選定されました。
文化体育観光部の担当者は、高齢者が公共図書館において多様な文化を享受できるよう、今後、大活字本だけでなく、オーディオブックの普及、人文学に関する講座の開講、高齢者福祉施設への図書配送サービスなどを推進する計画であると述べています。
“어르신, 인기 도서를 큰 글씨로 즐겨보세요”(문화체육관광부,2017/7/21)
https://www.mcst.go.kr/web/s_notice/press/pressView.jsp?pSeq=16153
参考:
韓国・文化体育観光部、図書15タイトルを選定し、全国600の公共図書館に9,000冊の大活字本を配布:来年は予算を2倍に
Posted 2016年9月7日
http://current.ndl.go.jp/node/32491
韓国文化体育観光部、図書21タイトルを選定し、全国104の公共図書館に4,600冊の大活字本を配布
Posted 2015年9月28日
http://current.ndl.go.jp/node/29514
韓国・文化体育観光部、ビックデータを用いた図書館経営支援システムの提供を開始
Posted 2016年1月29日
http://current.ndl.go.jp/node/30576