危機に瀕する中東・北アフリカ地域の考古遺跡に関するオンラインデータベース“EAMENA Database”が公開

2017年4月28日、中東・北アフリカ地域の考古遺跡の保存プロジェクト“Endangered Archaeology in the Middle East and North Africa” (EAMENA) が、中東・北アフリカ地域での紛争やその他の破壊要因により深刻な危機にさらされている2万件の考古遺跡に関する情報を提供するオンラインデータベース“EAMENA Database”を公開していました。

各々の遺跡の情報や、リスクのレベル、遺跡間の関係についての情報を提供する空間データベースで、英語版とアラビア版があります。

同プロジェクトは、2015年1月に創設され、衛星画像を用いて、危険にさらされている考古遺跡や風景に関する情報を記録し利用可能にする事を目的としており、慈善基金“Arcadia”の支援を受け、英国のオックスフォード大学・レスター大学・ダーラム大学に拠点を置いて活動しています。

Official launch of public database of ‘at risk’ archaeological sites(Oxford University,2017/4/28)
http://www.ox.ac.uk/news/2017-04-28-official-launch-public-database-%E2%80%98-risk%E2%80%99-archaeological-sites#

20,000 Endangered Archaeological Sites Now Catalogued in a New Online Database(OpenCulture,2017/6/2)
http://www.openculture.com/2017/06/20000-endangered-archaeological-sites-now-catalogued-in-a-new-online-database.html

EAMENA Database
http://eamenadatabase.arch.ox.ac.uk/

Database
http://eamena.arch.ox.ac.uk/resources/database-2/
※データベースの説明

EAMENA
http://eamena.arch.ox.ac.uk/