2017年6月1日、大分県の中津市立小幡記念図書館が、同館のカウンター前に、「郷土の作家資料室」を開設しました。
同市出身の作家、漫画家等5名の作品等が展示されています。
資料の中心は、『豆腐屋の四季』等で知られる、同市を代表する作家、松下竜一氏の自宅が2016年12月に取り壊された際に、自宅にあった旧蔵書約4,000冊の中から、図書館に寄贈された、特に重要な612冊です。
その他、松下氏のファンの家族からの寄贈本120冊や、久恒啓一氏(多摩大学副学長)、巴里夫氏(漫画家)、藤田傳氏(劇作家)、小野不由美氏(作家)の作品も展示されています。
開設にあわせ、6月1日から6月12日にかけて、企画展示コーナーで「松下竜一 著作展示」が行わるほか、カウンター前で松下氏の母校・大分県立中津北高等学校所有の「豆腐屋の四季」自筆原稿が展示されます。
また、同期間中、小幡記念図書館のアートスペースで「松下竜一写真展」も開催されています。
「郷土の作家資料室」を開設しました!(中津市立図書館)
https://libwebsv.city-nakatsu.jp/topics5.html
【松下竜一氏 所蔵目録】(pdf)(中津市立図書館)
https://libwebsv.city-nakatsu.jp/temp/mokuroku1.pdf
【松下竜一氏関係文献目録】(pdf)(中津市立図書館)
https://libwebsv.city-nakatsu.jp/temp/mokuroku2.pdf
中津市の出身で、各方面で活躍されている方々から図書のご寄贈をいただいています。(中津市立図書館)
https://libwebsv.city-nakatsu.jp/3040.html
郷土の作家 松下竜一氏をしのぶ(中津市立図書館)
https://libwebsv.city-nakatsu.jp/topics2.html
思想支えたルーツ 中津市立小幡記念図書館で蔵書公開 (大分合同新聞,2017/6/2)
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2017/06/02/JD0055808618
参考:
札幌大学図書館、故山口昌男氏の自宅居間を再現へ:旧蔵書や家具約1万8千点を展示
Posted 2017年5月10日
http://current.ndl.go.jp/node/33967
E1872 – 筑波大学附属図書館における二宮文庫の受入れと活用の取組
カレントアウェアネス-E No.317 2016.12.22
http://current.ndl.go.jp/e1872