2017年5月11日、OCLCとWikimedia財団は、Wikipediaの記事の編集時に、WorldCatに搭載された資料へのリンクを容易にするために連携したと発表しています。
これまで、参照情報源を追加するには、wikicodeに従って、カット&ペーストや入力することが必要で、必ずしも容易ではなかったことから、WorldCatの検索APIを、Wikipediaのビジュアルエディタの引用ツールに組み込むことで、ISBNを入力すれば、WorldCat内の情報へのリンクを自動生成し、参照情報として簡単に追加できるようにしたものです。
OCLC and Wikipedia Library link citations to millions of library materials, expanding access to quality sources(OCLC,2017/5/11)
http://www.oclc.org/en/news/releases/2017/201713dublin.html
You can now add automatically generated citations to millions of books on Wikipedia(Wikimedia財団,2017/5/11)
https://blog.wikimedia.org/2017/05/11/wikimedia-oclc-partnership/
参考:
ナイト財団が“Knight News Challenge”(2016年)に選ばれた14のプロジェクトを公表
Posted 2016年6月24日
http://current.ndl.go.jp/node/31885
E1517 – 図書館データとWikipediaをつなぐVIAFbot
カレントアウェアネス-E
No.251 2013.12.26
http://current.ndl.go.jp/e1517
OCLC Researchが「ウィキペディアン・イン・レジデンス」を採用
Posted 2012年5月23日
http://current.ndl.go.jp/node/20916