MLAおよびその他の文化資源保存機関の連携促進を目的とする非営利組織Educopia Instituteが、2016年12月付けで、MLA分野における専門能力養成への需要に関する調査報告書“Self-Identified Library, Archives and Museum Professional Development Needs”の2016版を公開しています。
報告書では、これら機関における継続的な研修や専門能力の養成への強い要望・関心が明らかになったとし、(1)中級から高度な技術的な研修が必要とされるなど分野間では相違点より類似点が多いこと、(2)community engagement分野でのニーズはあらゆる部門で示されたこと、(3)保存修復に関する物理的な保存の指針や技能に関するニーズが約3分の1の回答者からあったこと、などが紹介されています。
また、災害管理計画や関連する技能養成へのニーズは、図書館員では29%、文書館では17%、ミュージアムでは15%であったとのことです。
Self-Identified Library, Archives and Museum Professional Development Needs 2016 Edition(Educopia Institute)
https://educopia.org/publications/self-identified-library-archives-and-museum-professional-development-needs-2016-edition
New Report & Data From Educopia: “Self-Identified Library, Archives and Museum Professional Development Needs, 2016 Edition”(LJ infodocket,2016/1/18)
http://www.infodocket.com/2017/01/18/new-report-and-data-from-educopia-self-identified-library-archives-and-museum-professional-development-needs-2016-edition/