2016年12月付けで、英国図書館・情報専門家協会(CILIP)の出版部門facet publishingから、データ・ライブラリアンのためのハンドブック”The Data Librarian’s Handbook”が出版されています。著者はエディンバラ大学に拠点を置くEDINA and Data LibraryのRobin Rice氏と、オクスフォード大学ボドリアン図書館のデータ・ライブラリアンJohn Southall氏です。
同書はデータの扱いについて学習中の図書館情報学専門家のために、多くの実践例やアドバイスを交えてまとめられたガイドとなっているとのことです。主な目次は以下の通りです。
1. データ・ライブラリアンシップ:研究イノベーションへの対応
2. 様々なデータ
3. データリテラシーの支援
4. データ収集の構築
5. 研究データマネジメントサービスとポリシー
6. 名刺代わりとしてのデータマネジメント計画
7. データリポジトリの要点
8. 機密データを扱う
9. 各分野におけるデータ共有
10. オープンスカラシップ・オープンサイエンスの支援
The Data Librarian’s Handbook
http://www.facetpublishing.co.uk/title.php?id=300471
参考:
CA1818 – 研究データ共有時代における図書館の新たな役割:研究データマネジメントとデータキュレーション / 池内有為 カレントアウェアネス No.319 2014年3月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1818
CA1875 – 研究データ共有の国際動向と図書館の役割:RDA第7回総会報告 / 村山泰啓 カレントアウェアネス No.328 2016年6月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1875