2016年12月12日、米国の図書館情報資源振興財団(CLIR)が報告書“Keepers of Our Digital Future: An Assessment of the National Digital Stewardship Residencies, 2013-2016”を公開しました。
同報告書は、デジタル資料の管理に携わる研究員や図書館員の専門性を高めるために、米国議会図書館(LC)が、修士号取得者を対象に2013年から行なっているNational Digital Stewardship Residency (NDSR)プログラムの、2013年から2016年の参加者や監督者を対象にした調査及びインタビューに基づいたもので、同プログラムに対する評価を示すとともに、同様な取組みが全国展開されるように設計されたNDSRの今後の課題についても指摘されています。
Report Examines Early Impacts of the National Digital Stewardship Residency Programs (CLIR,2016/12/12)
https://www.clir.org/about/news/pressrelease/ndsr-pr
Keepers of Our Digital Future An Assessment of the National Digital Stewardship Residencies, 2013-2016
https://www.clir.org/pubs/reports/pub173
https://www.clir.org/pubs/reports/pub173/pub173.pdf
参考:
CA1854 – 国立図書館によるデジタル化資料の専門家育成:LCとBLの事例から / 東川 梓
カレントアウェアネス No.325 2015年9月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1854
米国議会図書館(LC)のデジタル資料保存に関するインターンシッププログラム(NDSR)、第1回の研修生のその後は?
Posted 2014年10月6日
http://current.ndl.go.jp/node/27167
米国議会図書館の“National Digital Stewardship Residents”、次年度の研修生が公表、今年度の研修生のインタビューが掲載
Posted 2014年7月14日
http://current.ndl.go.jp/node/26574