2016年11月20日付けの韓国・連合ニュースが、全ての書籍の割引率を定価の15%以内に制限する改正図書定価制が2014年11月21日に施行されて2年を迎えるにあたっての記事を掲載しています。
同改正は、過度の価格競争の止揚、地域の書店の活性化、出版される図書の多様化を目的に行われたものですが、図書館に関係するものでは、これまで大型書店や専門業者が独占していた、公共機関との本の販売契約に、地域の書店が同等の条件で参加できるようになったこと(韓国出版文化産業振興院の調査では、公共機関の契約の53.6%が地域の書店と締結)、図書館が購入する本にも図書定価制が適用されるため、図書館の図書購入予算の拡充が問題となっていることが紹介されています。
<도서정가제 2년> ①서점 살렸지만 책값 올라…’절반의 성공’(連合ニュース,2016/11/20)
http://m.yna.co.kr/kr/contents/?cid=AKR20161118151400005
<도서정가제 2년> ②’이해 충돌’…공급률 조정 숙제로(連合ニュース,2016/11/20)
http://m.yna.co.kr/kr/contents/?cid=AKR20161118169700005
参考:
韓国、改正図書定価制を施行
Posted 2014年11月25日
http://current.ndl.go.jp/node/27506