2016年10月13日、文部科学省は、2016年度の「学校図書館の現状に関する調査」の結果を取りまとめ、公表しました。
この調査は、2008年度以降は隔年で実施されており、司書教諭や学校司書の配置、図書の整備、読書活動などの状況等について調査したものです。調査対象は、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校、義務教育学校及び中等教育学校で、2016年4月1日現在の調査となっています。
調査結果の概要として、
・学校司書を配置している学校の割合は、小・中・高等学校でそれぞれ59%、58%、67%程度であり、前回より増加している。
・学校図書館図書標準を達成している学校の割合は、小・中学校でそれぞれ66%、55%程度であり、前回より増加しているものの、その割合はいまだ十分ではない。
・学校図書館に新聞を配備している学校の割合は、小・中・高等学校でそれぞれ41%、38%、91%程度であり、前回より増加している。
などが指摘されています。
平成28年度「学校図書館の現状に関する調査」の結果について(文部科学省, 2016/10/13)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/dokusho/link/1378073.htm
参考:
文部科学省、2014年度の「学校図書館の現状に関する調査」について、結果を発表
Posted 2015年6月3日
http://current.ndl.go.jp/node/28594
文部科学省、平成24年度「学校図書館の現状に関する調査」の結果を公表
Posted 2013年2月6日
http://current.ndl.go.jp/node/22845