2015年6月2日、文部科学省は2014年度の「学校図書館の現状に関する調査」の結果をとりまとめた資料(「2014年度『学校図書館の現状に関する調査』結果について」)をホームページ上で発表しました。
この調査は、2008年度以降、隔年で実施されているもので、司書教諭、図書の整備、読書活動などの状況について調査したものです。調査対象は、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校、中等教育学校で、調査時点は2014年5月1日時点となっています。
・「学校司書」を配置している学校の割合は、小・中学校ではそれぞれ55%程度であり、
前回より増加している一方、高等学校では約65%で、前回より若干減少した
・ 学校図書館に新聞を配備している学校の割合は、小・中学校とも35%前後で、前回より増加した
などといった結果が出ているようです。
同資料は、
(1)学校図書館における人的整備の状況
内容:司書教諭の発令状況、「学校司書」の配置状況)
(2)学校図書館における物的整備の状況
内容:蔵書冊数、百科事典・図鑑、コンピューター、新聞の整備、蔵書のデータベース化の状況
(3)読書活動の状況調査
内容:全校一斉の読書活動の実施状況、学校図書館全体の計画策定状況、公共図書館・地域ボランティアとの連携等
という3つの章からなり、また、末尾には参考資料として、学校の種別毎に各都道府県ごとの各種データが掲載されています。
平成26年度「学校図書館の現状に関する調査」の結果について(文部科学省, 2015/6/2)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/dokusho/link/1358454.htm
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/dokusho/link/__icsFiles/afieldfile/2015/06/02/1358454_01.pdf
※2つ目のリンクは、「平成26年度『学校図書館の現状に関する調査』の結果について」の資料です。
参考:
文部科学省、平成24年度「学校図書館の現状に関する調査」の結果を公表
Posted 2013年2月6日
http://current.ndl.go.jp/node/22845