ギリシアの首都アテネの南部、カリテア地区に、新国立オペラ劇場と、新国立図書館をあわせた施設、スタブロス・ニアルコス文化センター(Stavros Niarchos Cultural Center)が完成したことが報じられています。
同センターは仏ポンピドゥ・センターの共同デザイナーでもあるイタリアの建築家、レンゾ・ピアノ氏がデザインしたもので、構想から完成まで7年の期間と約6億ユーロを費やしたとのことです。経済危機に苦しむギリシアの人々に希望を与えることを意図したデザインとされています。
建築費用はスタブロス・ニアルコス財団が支出しました。同財団はギリシアの資産家スタブロス・ニアルコスを記念し設立されたものです。建物は政府に寄付され、運営も国に任されますが、開館後も引き続き財団による財政支援が行われる予定であるとのことです。
図書館として運用を開始し、完全に公開されるのは2017年半ばを予定しています。
Greek foundation unveils new Athens opera, national library(ahram online、2016/6/25付け)
http://english.ahram.org.eg/NewsContent/5/35/231784/Arts–Culture/Stage–Street/Greek-foundation-unveils-new-Athens-opera,-nationa.aspx
Greece: Unveiling of New National Library Building in Athens(LJ INFOdocket、2016/6/27付け)
http://www.infodocket.com/2016/06/27/greece-new-national-library-building-opens-in-athens/