米・ネットワーク情報連合、デジタル人文学支援をテーマに開催したラウンドテーブルの報告書を公開

2016年5月12日、米・ネットワーク情報連合(CNI)が、2014年12月の会員総会において実施された“CNI Executive Roundtable on Supporting Digital Humanities”の報告書を公開しました。

同報告書は、CNIの加盟機関がデジタル人文学支援のために実施している役割の現状をまとめたもので、様々なキャンパスで採用されたいくつかのモデルの説明や、必要とされる職員の専門知識、プロジェクトのライフサイクル支援、研究者が昇進やテニュアを取得することにおけるデジタル研究成果の評価の問題といった主要な課題のいくつかが調査されています。

Supporting Digital Humanities – CNI Executive Roundtable Report(CNI,2016/5/12)
https://www.cni.org/news/supporting-digital-humanities-cni-executive-roundtable-report

Supporting Digital Humanities:Report of a CNI Executive Roundtable
Held December 7 & 8, 2014(CNI)
https://www.cni.org/wp-content/uploads/2016/05/CNI-SupportDH-exec-rndtbl.report.F14.pdf

参考:
米国歴史学協会による、デジタル研究評価のガイドラインの翻訳が日本デジタル・ヒューマニティーズ学会のウェブサイトに掲載される
Posted 2016年2月5日
http://current.ndl.go.jp/node/30660

E1583 – 持続可能なデジタル人文学のために:大学における支援の現状
カレントアウェアネス-E No.262 2014.07.10
http://current.ndl.go.jp/e1583

E1334 – 大学図書館におけるデジタル人文学の進展を阻むもの(米国)
カレントアウェアネス-E No.222 2012.09.13
http://current.ndl.go.jp/e1334