2016年2月25日、国際図書館連盟(IFLA)が、「忘れられる権利」に関する声明および背景報告書を発表しています。
「忘れられる権利」は、歴史記録へのアクセスやその完全性、情報へのアクセスの自由、表現の自由、個人情報といった、図書館にとって問題を引き起こすものであることから、図書館の専門家は、市民の個人情報の権利を支持し、彼らの情報検索を支援しながら、各々の地域での「忘れられる権利」に関する政策議論に参加し、懸念される問題を確認すべきとしています。
また、公的なインターネットの情報は、公共のため、また、研究者のために価値があるものであり、一般的に意図的に隠されたり、削除されたり破壊されたりしてはならないとし、公共の利益に反しない限り、IFLAは個人情報の保護、ビジネスの守秘性、政府情報のセキュリティーを受け入れるとのことです。
IFLA issues Statement on Right to be Forgotten(IFLA,2016/2/25)
http://www.ifla.org/node/10273
IFLA Statement on the Right to be Forgotten(IFLA,2016/2/25)
http://www.ifla.org/node/10272
Background paper [PDF]
http://www.ifla.org/files/assets/clm/statements/rtbf_background.pdf