研究資金提供者とORCIDの2015年(記事紹介)

資金提供者の継続的な課題は資金提供している研究成果を追跡することであり、資金提供者はオープンな研究をサポートするためのインフラを構築支援するために、大学や出版社と一緒に重要な役割を果たしています。著者や成果物の永続的なIDはこのインフラの必要な構成要素であり、6大陸14の資金提供者のうち半数は、2015年にORCIDメンバーとなっています。

また、資金提供者たちは2012年のORCID立ち上げ後に「データ入力は1回のみで、再利用する(input once, re-use often)」原則のもと、様々なシステム間で自動的に情報をやりとりする取り決めをしています。資金提供者がORCIDを使用する例として、資金提供者がORCIDを採用することにより資金提供者のシステムプラットフォームが統合されていくこと、資金提供者が研究者にORCID IDの使用を義務付けることが含まれます。

同記事では、このような資金提供者のORCID採用・義務化・プラットフォームの2015年の動向についてまとめられています。

Research Funders and ORCID: New members, mandates, and platforms(ORCID、2015/12/02)
http://orcid.org/blog/2015/12/03/research-funders-and-orcid-new-members-mandates-and-platforms

Member Support Center > Research funders(ORCID)
https://members.orcid.org/funders

参考:
ORCID、生誕3周年
Posted 2015年10月22日
http://current.ndl.go.jp/node/29716

ORCID iDをもつ著者はCrossrefから自動的に自身の公開した著作についての情報を自身のORCIDレコードに挿入できるように
Posted 2015年9月28日
http://current.ndl.go.jp/node/29525