2015年11月30日、東京大学史料編纂所が、所蔵史料目録データベースにて、特殊蒐書「森潤三郎氏旧蔵史料」の情報を公開しています。
森潤三郎氏が、1909年12月に京都府立図書館に赴任した際、露店で購入した以酊庵関係史料が半数以上を占める154点の文書群とのことです。
以酊庵関係の史料は、以酊庵輪番の僧と金地院との往復文書が中心となっているとのことで、例えば明和元年(1868)に通信使一行の帰途、大坂において通事鈴木伝蔵が都訓導崔天悰を刺殺した事件に関する文書なども含まれているとのことです。
その他としては、東京大学史料編纂所が、大日本史料編纂にあたって森氏から借用した史料を返却した際の礼状、文章博士菅原家から出たという文書などがあるとのことです。
東京大学史料編纂所 ニュース&トピックス
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※「2015/11/30 所蔵史料目録データベースにて、特殊蒐書「森潤三郎氏旧蔵史料」の情報を公開いたしました。」とあります。
東京大学史料編纂所 データベース検索
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森潤三郎氏旧蔵史料(東京大学史料編纂所)
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