イェール大学図書館、デジタル保存技術を持つPreservica社と連携してデジタルデータの保存を実施へ

イェール大学図書館は、デジタル保存技術を持つPreservica社と連携して、所蔵する1ペタバイトの貴重で価値のあるデジタルデータの保存を行なうと発表しています。

デジタルデータには、電子メール、ウェブサイト、ワードファイル、スプレッドシートなどのボーンデジタル資料や、物理的的媒体をデジタル化したものが含まれるとのことです。

Preservica社の製品を使用するにあたり、イェール大学図書館では、自動的なワークフロー・プロセスを介して抽出したマスタファイル60テラバイトのコレクションを使用して試行的にデータの取り込み処理を開始したとのことです。

抽出したマスターファイルには、デジタル化されたAV資料やバイネッキ貴重書・手稿図書館やアーカイブズ部門のボーンデジタル資料や手稿類が含まれるとのことです。

図書館で使用されている、ウェブベースの情報管理システムである“ArchivesSpace”との間でメタデータを自動的に同期し、物理的資料とデジタル資料をまとまって一つに見られるように提供するとのことです。

Yale Library partners with Preservica to safeguard unique digital content(Yale University Library News,2015/11/16)
http://web.library.yale.edu/news/2015/11/yale-library-partners-preservica-safeguard-unique-digital

Yale University Library: Keeping Over 300 Years of History Alive with Preservica (Preservica,2015/11/16)
http://preservica.com/press-releases/yale-university-library/