全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)が、「11月の常総市役所の水損行政文書レスキューと関連資材支援のお願い」を公表しています。
去る9月10日に発生した関東・東北豪雨災害による鬼怒川堤防の決壊によって、常総市役所は行政文書約25,000点が水損し、このうち永年保存文書には、旧水海道市成立前の旧町村役場文書約6,500点が含まれ、その中には元禄15年検地帳などの近世文書も見られるとのことです。
11月からは常総市を中心とした対策本部を立ち上げ、復旧作業を継続していくことが決まったとのことです。
ボランティアも募集しており、募集対象は「未経験でも被災資料復旧を支援したい方」「被災文書救助活動の経験を日常の活動に生かしたい方」「文書取り扱い経験のある専門スタッフとして支援したい方」とのことです。
作業内容は、水損文書のエタノール洗浄およびパッキング作業とのことです。
また、新聞紙 (広告等を取り除いたもの)、段ボールサンドA4版(A4版より縦横とも20㎜ずつ大きく切った段ボール[だいたい230mm×317mmくらい、段ボールの目の方向は問わず]をキッチンペーパーで包んだもの。段ボールのみでも可。)の大量消費が見込まれるとのことで、支援可能な場合は、常総市役所までの送付を希望するとのことです。
全国歴史資料保存利用機関連絡協議会 新着情報
http://www.jsai.jp/index.html
※「2015.11.3 11月の常総市役所の水損行政文書レスキューと関連資材支援のお願い」とあります。
11月の常総市役所の水損行政文書レスキューと関連資材支援のお願い(全史料協)
http://www.jsai.jp/ibbs/b20151103.html
参考:
茨城史料ネット、平成27年台風18号による常総市役所の水損行政文書の救出活動を実施(9/30、10/1・茨城)
Posted 2015年9月28日
http://current.ndl.go.jp/node/29515