米カリフォルニア州フレズノ郡立図書館の分館、コスト高により、新規のビデオゲームの購入を停止

2015年10月26日付のThe Frenco Bee紙の報道よると、米カリフォルニア州フレズノ郡立図書館の分館が、管理上のコスト高により来年1月から新しいビデオゲームの購入を停止するとのことです。

5年前から始めた同プログラムで購入した10の異なるゲーム機の341タイトルのゲームは貸出しを続けるほか、ビデオゲームの寄贈は内容により受け入れるとのことです。

新しいビデオゲームは50ドルから60ドルで購入し、管理上、ビデオゲームを維持するためには古いシステムを保存しなければならないほか、DVDやCDより簡単に傷つきやすく、他のメディアを修復する装置を使って損傷を受けたビデオゲームを修復することはできなかったとのことです。

また最新のゲームを購入して、古いビデオゲームと置き換え、ゲーマーの要求を満たすことは高コストだったとのことです。2013~2014年度において、図書館ではビデオゲームのために8万ドルの予算を用意し、最終的に、10万9,266ドルを費やしたとのことです。

Fresno County library branches stop lending new video games, citing high costs(The Fresno Bee,2015/10/26付け記事)
http://www.fresnobee.com/news/local/article41477043.html

参考:
図書館で貸出しできるモノ、拡大中。米国サクラメント公共図書館が“Library of Things”を開始
Posted 2015年3月16日
http://current.ndl.go.jp/node/28161

E693 – テレビゲームを図書館サービスの1つに
カレントアウェアネス-E No.113 2007.09.12
http://current.ndl.go.jp/e693