学生と教員の成功のためには大学図書館員と教員はさらなる連携・コミュニケーションが必要

Gale社とLibrary Journal誌による調査によると、学生と教員の成功のためには大学図書館員と教員はさらなる連携・コミュニケーションが必要との結果が出たとのことです。

概ね500名の教員と500名の図書館員に対して行われた調査によると、教員と図書館員の共同とさらなるコミュニケーションの必要性、図書館の役割について、意識の断絶があることが明らかになったとのことです。

・27%の教員は、お互いに相談する図書館員は必要ではないと考えている。
・45%の教員は図書館員とのよりよいコミュニケーションを望んでいる一方、98%の図書館員は教員とのよりよいコミュニケーションを望んでいる。
・57%の教員が講座の準備に図書館員との連携を述べるが、連携を述べる図書館員は31%に過ぎない。

断絶はまた、図書館が焦点を当てるべきである主なサービス周辺に存在し、教員と図書館員の両方が学生の情報リテラシーの支援を図書館が提供する最も重要なサービスであることに同意してるにもかかわらず、教員の支援については,テキストマイニングと同じように、コレクション構築を支援することへの同意は少なかったとのことです。

また、個人的な交流を中心としたコミュニケーションとコラボレーションを改善するための方法についての回答者からの提案では、図書館員と教員がコミュニケーションするための好ましい方法は、電子メールであるとされています。

Library Journal誌の責任編集者・Meredith Schwartz氏は、調査やカリキュラム開発で提携することは学生のよりよい成果を導くと述べており、Gale社の上級副社長兼本部長であるPaul Gazzolo氏は高等教育機関は成果を出すことが求められており、図書館がその議論の場に着く価値があることをより認識させることが必要で、利害関係者の共通の目標を高めるといったことからキャンパス文化の中に図書館を根付かせる必要があると述べています。

New Survey: Academic Librarians and Faculty Need More Collaboration, Communication to Influence Student and Faculty Success(CENGAGE Learning,2015/9/1)
http://news.cengage.com/library-research/new-survey-academic-librarians-and-faculty-need-more-collaboration-communication-to-influence-student-and-faculty-success/

Highlights from the survey(Gale)
http://blog.gale.com/bridging-the-libraryfaculty-gap

2015 Bridging the Librarian-Faculty Gap in the Academic Library Survey
http://lj.libraryjournal.com/downloads/2015-bridging-the-librarian-faculty-gap-in-the-academic-library/
※必要項目を入力すれば調査項目の完全版をダウンロードできます。