英国のデジタルキュレーションセンター(DCC)、電子情報保存連合(DPC)、ロンドン大学コンピュータセンター(ULCC)は、デジタルアーカイブとデジタル化保存に関する研修の需要調査を実施しています。
この調査では、デジタル化保存に関する研修内容についての質問項目(例えばデジタル化保存に関する業務22項目(費用、収集整理、ファイル形式の統合、法律上の問題、計画策定など)について、どのくらい困っているか、5段階で評価するものなど)ほか、研修の形式(e-learningとのブレンドラーニング、実際に対面して行う研修、Moocなどのオンラインでの学習など)や研修期間、実施形式(グループディスカッション、ベストプラクティスの事例紹介など)のほか、費用負担などについても質問項目があります。
質問項目の職業分野を問う欄には、MLAや研究などが挙げられており、これらの人々を対象としているようです。ウェブサイトから回答可能で、2015年10月2日まで応募が受け付けられています。
Digital Archiving & Preservation Training Needs Survey
https://www.surveymonkey.com/r/DAPTNS2015DPC
DCC, DPC and ULCC launch training needs survey(DCC, 2015/8/11)
http://www.dcc.ac.uk/news/dcc-dpc-and-ulcc-launch-training-needs-survey
DCC, DPC and ULCC Launch ‘Digital Archiving and Preservation Training Needs Survey’(Digital Preservation Coalition, 2015/8/5)
http://www.dpconline.org/newsroom/latest-news/1535-news-trainingsurvey15
Survey – What are your digital preservation training needs?(ULCC, 2015/8/4)
http://dart.blogs.ulcc.ac.uk/2015/08/04/survey-what-are-your-digital-preservation-training-needs/
参考:
米国議会図書館“2014 DPOE Training Needs Assessment Survey”の結果を発表
Posted 2014年10月30日
http://current.ndl.go.jp/node/27345
E1650 – 電子情報保存の研修への要望に関する調査報告書(米国)
カレントアウェアネス-E No.275 2015.02.05
http://current.ndl.go.jp/e1650