ORCIDとCHORUSが連携

2015年7月13日、研究者に識別子を与える国際組織であるORCIDと、出版社・学協会が公的助成研究成果のパブリックアクセス拡大に向けた官民イニシアティブであるCHORUSが研究者のワークフロー支援のため覚書を締結したと発表しています。

両機関の計画には、CHORUSの記事レコードとORCID IDの著者レコードを結びつけることで、

・研究者と助成機関の間が単純で明快なリンクで結び付けられることを支援する
・助成機関の調査員と管理者の間にORCIDのレジストリを意識させる
・研究者と機関の業績調査のためのパブリックアクセスを支援するために永続的識別子の使用を促す

ことが含まれるとのことです。

ORCID and CHORUS Partner to Support Researcher Workflow(CHORUS,2015/7/13)
http://www.chorusaccess.org/orcid-and-chorus-partner-to-support-researcher-workflow/

参考:
出版社・学協会が公的助成研究成果のパブリックアクセス拡大に向けた官民イニシアティブ”CHORUS”を提案(米国)
Posted 2013年6月11日
http://current.ndl.go.jp/node/23696

CA1740 – 動向レビュー:著者の名寄せと研究者識別子ORCID / 蔵川 圭
カレントアウェアネス No.307 2011年3月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1740