米国学校図書館員協会(AASL)、教育と学習に役立つアプリケーションのリスト2015年版を発表

2015年6月27日、米国学校図書館員協会(AASL)が、探求型の教育と学習に役立つアプリケーションのリストを発表しました。選ばれた25のアプリケーションは、学校図書館員や教員などのためのもので、「本」「科学・技術・工学・数学」「組織・運営」「社会科学」「コンテンツ制作」の5つのカテゴリに分類され、それぞれ対象学年や、内容の紹介とともにAASLのウェブサイト上に掲載されています。

以下は、その一部の紹介です。

・「本」に分類されたアプリケーション
暗号解読や円周率πについて学ぶ中高生向けの“Incredible Numbers”や、接頭辞“un”について学べる“The UnStealer”など

・「科学・技術・工学・数学」に分類されたアプリケーション
食物連鎖や動物の生態系について学べる小学校高学年向けの“iBiome”や、ピザの製造販売など、経済原理を学びながら加減乗除について学習できる小学生向けの“Motion Math Educator Suite”

・「組織・運営」に分類されたアプリケーション
宿題や評点、学習勧奨のメッセージやリマインダなどを直接生徒やその両親の電話に送ることができる“Remind”、メモや画像、位置情報などをつなぎ合わせ、考えをまとめることが出来る、マインドマッピングやブレインストーミングのツール“Spider Scribe”など

・「社会科学」に分類されたアプリケーション
世界の地理についてゲームやクイズなどをこなしながら学習できる“Amazing World Atlas”、英国の元首相チャーチルの生涯をロールプレイングする“Think Like Churchill”

・「コンテンツ制作」に分類されたアプリケーション
ゲームを作成し、共有できる“Pixel Press Floors”、LEGOなどの写真を撮影した画像を素材にアニメーションを作成できる“LEGO Movie Maker”など

AASL announces 2015 Best Apps for Teaching & Learning (ALA, 2015/6/27)
http://www.ala.org/news/press-releases/2015/06/aasl-announces-2015-best-apps-teaching-learning

Best Apps for Teaching & Learning 2015(AASL)
http://www.ala.org/aasl/standards-guidelines/best-apps/2015

参考:
米国学校図書館員協会、教育と学習に役立つウェブサイトとアプリケーションのリスト2014年版を発表
Posted 2014年6月30日
http://current.ndl.go.jp/node/26465

E1684 – 図書館における青少年へのメディア指導:ALSC白書から
カレントアウェアネス-E No.283 2015年6月25日
http://current.ndl.go.jp/e1684