国際博物館会議(ICOM)の国際ドキュメンテーション委員会(CIDOC)と国際図書館連盟(IFLA)が協同で開発している、オブジェクト指向(object-oriented)版FRBR“FRBRoo”の2.2版が、2015年3月付で公開されました。2015年4月20日まで、意見が募集されています。
2009年に公開されたFRBRooの1.0版は、FRBRのみに基づいたものでしたが、FRBRoo2.2版は、FRBRだけでなく、典拠データの機能要件(FRAD)、主題典拠データの機能要件(FRSAD)のモデルに基づくものとのことです。
FRBRoo Verision 2.2
http://www.ifla.org/files/assets/cataloguing/frbr/frbroo_v2.2.pdf
World-wide review of FRBRoo 2.2(IFLA, 2015/3/8)
http://www.ifla.org/node/9451
Working Drafts and Releases(CIDOC)
http://www.cidoc-crm.org/frbr_drafts.html
関連:
目録に関する国際的な動向(国立国会図書館)
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/kokusai.html
参考:
CA1713 – 動向レビュー:目録に関わる原則と概念モデル策定の動向 / 和中幹雄
カレントアウェアネス No.303 2010年3月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1713
オブジェクト指向版FRBR“FRBRoo”のドラフト1.0版
Posted 2009年9月14日
http://current.ndl.go.jp/node/14502
国立国会図書館、「典拠データの機能要件(FRAD)」の日本語訳をウェブサイトに掲載
Posted 2013年1月11日
http://current.ndl.go.jp/node/22689