オープンアクセス雑誌がインパクトファクターを得ることの投稿数への影響 ChemistryOpenの場合

2011年に創刊した化学分野のオープンアクセス雑誌、”ChemistryOpen”の2015年2月9日付けのエディトリアル記事で、インパクトファクターの付与が同誌の投稿数に与えた影響について紹介されています。

ChemistryOpenは2014年7月に初めてのインパクトファクターが公開されました。さらにその機に合わせてChemistryOpenは通常2,500ユーロのAPCを1年間無料にするキャンペーンも開始しています。その結果、それまで月5本程度であった投稿数が2014年8月には24本まで、2014年12月には40本近くにまで増加したとのことです。

Ortúzar, N. (2015), Open‐Access Chemistry with Impact. ChemistryOpen, doi:10.1002/open.201402150
http://onlinelibrary.wiley.com/enhanced/doi/10.1002/open.201402150/

インパクトファクターのインパクト / オープンアクセス誌ChemistryOpen、初めてのIF獲得で投稿論文数に変化は?(ワイリー・サイエンスカフェ、2015/2/10付け)
http://www.wiley.co.jp/blog/pse/?p=31137

参考:
PeerJの最初のインパクトファクターは1.879~1.984?(記事紹介)
Posted 2015年2月3日
http://current.ndl.go.jp/node/27914

E1579 -日本におけるOAジャーナル投稿とAPC支払いをめぐる調査 カレントアウェアネス-E No.262 2014.07.10
http://current.ndl.go.jp/e1579