2015年2月9日、米国情報標準化機構(NISO)が、英国逐次刊行物グループ(UKSG)のTRANSFER実務指針(Transfer Code of Practice)について、今後は、NISOにて維持管理すると発表しています。
TRANSFER実務指針は、学術雑誌の出版元が変わる際に、移行元・移行先の出版社が実施すべき事項をガイドラインとしてまとめたもので、図書館や利用者が引き続き円滑にアクセスできるよう保証することを目指したものとのことです。最新バージョンである3.0については、NISOの実務指針として再刊行されました。
UKSG Transfer Code of Practice to be Maintained by NISO(NISO, 2015/2/9)
http://www.niso.org/news/pr/view?item_key=a0d43901fbfd7674d20a70dfee8c78f9014b9a86
Transfer Code of Practice version 3.0(NISO RP-24-2015)
http://www.niso.org/apps/group_public/download.php/14411/rp-24-2015_Transfer.pdf
Transfer(NISO)
http://www.niso.org/workrooms/transfer/
The Transfer Code of Practice(UKSG)
http://www.uksg.org/Transfer/Code
参考:
E1236 – 学協会ジャーナルの発行元移行の際に生じる問題とその対策
カレントアウェアネス-E No.204 2011.11.10
http://current.ndl.go.jp/e1236
E920 – TRANSFER実務指針を採用する出版社が増加
カレントアウェアネス-E No.149 2009.05.13
http://current.ndl.go.jp/e920