図書館のためのデザイン思考:利用者志向デザインのためのツールキットが公開

デザイン会社IDEOが、シカゴ公共図書館およびオーフス公共図書館と協力し、ビル&メリンダ・ゲイツ財団の助成を得て、図書館のためのデザイン思考のツールキット“DESIGN THINKING FOR LIBRARIES: A TOOLKIT FOR PATRON-CENTERED DESIGN”を作成し、2014年12月31日付で公開しました。

このツールキットは、デザイン思考(Design Thinking)により、図書館で毎日発生する課題の解決方法を見つけだす手引きとなるものとのことです。IDEOでは、デザイン思考等の手法で、新しい製品やサービス、スペース等を生み出すための設計をしてきており、今回、特に図書館に特化したツールキットを作成したとのことです。

ツールキットは、デザイン思考の三つのフェーズ「インスピレーション(Inspiration)」、「アイデア創出(Ideation)」「繰り返し(Iteration)」を取り扱うもので、課題を自身のものとして組み立てる事から始めて、より効果的にするにはどのようにアイデアを広げるのかについて紹介しているとのことです。

なお、ツールキットのダウンロードには、メールアドレスや名前の登録が必要です。

DESIGN THINKING FOR LIBRARIES
A TOOLKIT FOR PATRON-CENTERED DESIGN
http://designthinkingforlibraries.com/

‘Design thinking toolkit for libraries’ released(IFLA Public Libraries Section Blog, 2015/1/13)
http://blogs.ifla.org/public-libraries/2015/01/13/design-thinking-toolkit-for-libraries-released/