2026年3月13日、査読と科学出版の向上に取り組む非営利団体であるeLifeは、同団体の新たなイニシアチブであるeLife Pathwaysに対し、英国の慈善団体ウェルカム・トラストから240万ポンド(約5億円)の助成金を得たと発表しました。
eLife Pathwaysは、従来の学術出版に替わる開かれた協働的なエコシステムを構築するためのイニシアチブで、オープンな出版エコシステムの構築への支援を目指しているとされています。最初のプロジェクトとして、Public Knowledge Project(PKP)との協力のもと、オープンアクセス(OA)ジャーナルによる高品質なJATS XML(国情報標準化機構(NISO)による学術情報誌を記述するための規格JATSに基づくマークアップ言語)の作成を可能とする無料のツールを開発するとしています。これまで特にグローバルサウスの多くのジャーナルが、簡易で手頃なツールの不足からJATS XMLの基準を満たすことができず、索引付けや発見性の点で課題を抱えてきましたが、eLife Pathwaysはこうした出版における公平性の壁を打ち破ることを目指すとしています。
eLife receives Wellcome boost to build open publishing ecosystem (eLife, 2026/3/13)
https://elifesciences.org/for-the-press/60edaa10/elife-receives-wellcome-boost-to-build-open-publishing-ecosystem
