2014年12月5日から7日にかけて、京都で「ATACカンファレンス2014」が開催されました。障害のある人や高齢者の自立した生活を助ける電子情報支援技術(e-AT)とコミュニケーション支援技術(AAC)の普及を目的に1996年以来毎年開催されている会議とのことです。専門家のセミナー、実践紹介、ユーザ自身による発表、障害疑似体験、世界の最新動向紹介など多数のセッションを自由に選択して学べるカンファレンスとのことです。
カンファレンスでは、「合理的配慮を提供するツールたち」と題して、近藤武夫氏(東京大学)から、デジタル教科書提供サイト「AccessReading」について紹介するセッションがあったとのことです。
AccessReadingは、障害により読むことに困難のある児童生徒に向けた教科書・教材の電子データや、同じく読むことに障害のある人々に向けた書籍データを提供しているサイトとのことです。配信は、著作権法第37条および教科書バリアフリー法に基づいて、東京大学先端科学技術研究センター内の大学図書室および人間支援工学分野が共同で運営しているとのことです。
ATACカンファレンス 2014 京都 プログラム
http://www.e-at.org/atac/2014_12/program/index.html
AccessReading
http://accessreading.org/
H26年度電子化教科書リスト(2014/12/01 更新)(AccessReading)
http://accessreading.org/e-text_list20141201.html
関連:
障害を理由とする差別の解消の推進(内閣府)
http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/sabekai.html
参考:
国立国会図書館の「視覚障害者等用データ送信サービス」、6月3日からサピエ図書館からも利用が可能に
Posted 2014年6月4日
http://current.ndl.go.jp/node/26275
国立国会図書館、1月27日から「視覚障害者等用データ送信サービス」を開始
Posted 2014年1月27日
http://current.ndl.go.jp/node/25337