米国ワシントン州タコマのタコマ公共図書館と、公立高校・中学校との連携プロジェクト“ Pathway Pilot Project”について報じられています。タコマ公立高校と中学校の生徒、15,000人が、2015年1月半ばから学生証でタコマ公共図書館のサービスを利用できるようにするプロジェクトとのことです。
2014年11月29日付けの記事によると、これまで生徒が図書館カードを持つには、保護者の保証、あるいは運転免許証等の州発行の身分証明書が必要とされ、過去1年間に図書館利用証を使用、更新した生徒は約2,400人のみでした。このプロジェクトにより、学生証で図書館の資料だけでなく、英語あるいはスペイン語でのオンライン課題支援サービスや、スマートフォン・自宅のコンピュータで利用できる電子書籍の貸出等も利用も可能となり、また、資料を延滞した場合も延滞料はかからないとのことです。
No library card? No problem, if you’re a Tacoma middle school or high school student(The News Tribune, 2014/11/29)
http://www.thenewstribune.com/2014/11/29/3510346_no-library-card-no-problem-if.html?sp=/99/296/331/312/&rh=1
参考:
フィラデルフィア、公共図書館のカードを生徒に配布
Posted 2014年4月17日
http://current.ndl.go.jp/node/25953