2014年10月31日、英国デジタルキュレーションセンター(DCC)が、英国の高等研究機関向けに、どの研究データを保存すべきかを判断するためのガイド“Five steps to decide what data to keep”を公開しました。研究者がプロジェクトにおける判断や、部門のガイドライン策定の際に使用することを想定しているとのことです。特定のデータセットに関して、研究者が、適切なスタッフのアドバイスをもとに、研究データ管理に関する機関の方針や所属部門で得られるガイダンスを考慮して判断を行うとの想定に基づいているとのことです。
DCCがこれまで公開している、キュレーションのための研究データの評価と選択についてのガイドライン“How to Appraise & Select Research Data for Curation”、研究データ管理サービスの進め方“How to Develop Research Data Management Services”などを補完するものとのことです。
Five steps to decide what data to keep(DCC, 2014/10/31)
http://www.dcc.ac.uk/resources/how-guides/five-steps-decide-what-data-keep
How to Appraise and Select Research Data for Curation
http://www.dcc.ac.uk/resources/how-guides/appraise-select-research-data
How to Develop RDM Services – a guide for HEIs
http://www.dcc.ac.uk/resources/how-guides/how-develop-rdm-services
参考:
CA1818 – 研究データ共有時代における図書館の新たな役割:研究データマネジメントとデータキュレーション / 池内有為
カレントアウェアネス No.319 2014年3月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1818
英DCC、研究データサービスを構築するための高等教育機関向けガイドを公開
Posted 2013年3月29日
http://current.ndl.go.jp/node/23220
デジタルキュレーションセンター(DCC)と、DataONEが研究データ管理のための実務レベルのガイドを公開
Posted 2014年4月22日
http://current.ndl.go.jp/node/25984