旧式のファイルフォーマットへのアクセスを提供する“Brown Dog”(記事紹介)

2014年10月15日のPBS Newshourで、旧式のファイルフォーマットへのアクセスを提供するツール“Brown Dog”が紹介されています。

Brown Dogには2つの機能があり、1つは、旧式のデータフォーマットのファイルを、“Data Access Proxy”を利用して現在アクセス可能な形に変換し、ブラウザ上で閲覧できるようにする機能とのことです。また、読めなくなった画像、音声、動画等のデータについて、クラウドベースで解読してメタデータを付与し、それをキーワード等で検索できるようにする“Data Tilling Service”という機能も持つとのことです。

Brown Dogは、米国イリノイ大学アーバナシャンペーン校のNational Center for Supercomputing ApplicationsのKenton McHenry氏らによって開発されたもので、米国科学財団(NSF)から助成を受け、2008年から開始された“ DataNet Partners”プログラムの一つとのことです。

Researchers hope search engine will shed light on dark data(PBS NEWSHOUR, 2014/10/15)
http://www.pbs.org/newshour/updates/search-engine-sheds-light-dark-data/

Brown Dog
http://browndog.ncsa.illinois.edu/index.html

How It Works…
http://browndog.ncsa.illinois.edu/index.html#how_it_works

参考:
電子情報の保存におけるファイルフォーマットのアクションプランの理論と実践(記事紹介)
Posted 2014年1月7日
http://current.ndl.go.jp/node/25203

デジタルデータの長期保存のためのフォーマットレジストリ“Unified Digital Formats Registry”が運用開始
Posted 2012年7月11日
http://current.ndl.go.jp/node/21337