2014年8月5日、JAPAN/MARCをBIBFRAMEに変換して書誌情報を表現するサービス“MARC-Bibframe変換”が公開されました。鈴木敬二氏が作成したものです。米国議会図書館(LC)が公開している、MARC to BIBFRAME Comparison Serviceと同等なサービスをJPMARCに対して行うものとのことです。BIBFRAMEによる書誌情報の表現がどのようなものか、具体的な例を基に見られるようにすることを目的としたサービスとのことです。
ISBN、全国書誌番号、NDLの書誌IDのいずれかを入力して変換すると、MARC形式、およびBIBFRAMEの指定したシリアル形式(RDF/XML、Turtle、N-Triples、N-Quads、JSON、JSON-LD)で表現され、それぞれの比較ができるようになっています。
MARCデータは国立国会図書館蔵書検索・申込システム(NDL-OPAC)からダウンロードして利用し、また、ISBNおよび全国書誌番号からNDL-OPACの書誌情報URLを取得するために、NDL Search SRU APIを利用しているとのことです。このサービスが使用しているRubyによる変換ライブラリは、GitHubで公開しているとのことです。
MARC-Bibframe変換
http://www.zuki-ebetsu.jp:4576/marc2bf/
GitHub
https://github.com/zuki/ruby-bibframe/
MARC-Bibframe変換の公開(2014/8/5)
http://www.zuki-ebetsu.jp/blog/2014/08/05/marc2bf/
MARC to BIBFRAME Comparison Service(Bibliographic Framework Initiative)
http://bibframe.org/tools/compare/
参考:
E1459 – DSpaceコミッター就任の鈴木敬二さんにインタビュー
カレントアウェアネス-E No.242 2013.08.08
http://current.ndl.go.jp/e1459
E1386 – ウェブ時代の新しい書誌データモデル“BIBFRAME”
カレントアウェアネス-E No.230 2013.01.24
http://current.ndl.go.jp/e1386