ビル&メリンダ・ゲイツ財団の“Global Libraries Initiative”が今後3から5年で終了

2014年5月7日、ビル&メリンダ・ゲイツ財団は、20年近くにわたって実施してきたグローバル図書館計画(Global Libraries Initiative)を今後3から5年で終了させると発表しました。約10億ドルの出資を行ってきたとのことです。

ゲイツ図書館財団は、1997年、米国の公共図書館にコンピュータを配置し、デジタル情報を提供するために設立され、同時にグローバル図書館計画も始まったとのことです。当初はインターネットにアクセスできる公共図書館は、4分の1以下であったということですが、この事業の投資により、米国の殆どの公共図書館のデジタル環境が整備されたとのことです。また、米国内にとどまらず、2000年からは、対象を開発途上国などに広げ、20か国の約13,000の公共図書館に同様の支援を行ってきたとのことです。

Global Libraries: Impact Around the World(Bill and Melinda Gates Foundation, 2014/5/7付)
http://www.impatientoptimists.org/Posts/2014/05/Global-Libraries-Impact-Around-the-World

AWARDED GRANTS(Bill and Melinda Gates Foundation)
http://www.gatesfoundation.org/How-We-Work/Quick-Links/Grants-Database

参考:
CA1669 – Library of the Year -良い図書館を良いと言う- / 田村俊作
カレントアウェアネス No.297 2008年9月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1669

ゲイツ財団、南アフリカの公共図書館を支援
Posted 2014年3月19日
http://current.ndl.go.jp/node/25728

ゲイツ財団、コロンビアの公共図書館でのICT普及を支援
Posted 2011年10月11日
http://current.ndl.go.jp/node/19270