国立国会図書館、4月17日からテレビ・ラジオ番組の脚本・台本の提供を開始

国立国会図書館は、4月17日(木)から、テレビ・ラジオ番組の脚本・台本約27,000冊を公開します。文化庁の委託事業として一般社団法人日本放送作家協会が収集し、一般社団法人日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアムが引き継いだ約5万冊のうち、ラジオ、テレビの草創期からおおむね1980年までのものの寄贈を受け、保存、公開するものです。

脚本は、出版物とは異なり体系的に保存する体制がとられてこなかったため、散逸・消失の危機にさらされています。特に1980年以前の作品は、脚本だけではなく番組の映像・音声自体もほとんど残っていません。今回公開する脚本は、作品の内容や番組の制作過程、当時の文化などをうかがい知ることのできる貴重な資料といえます。

国立国会図書館東京本館の新館1階、音楽・映像資料室で提供されます。なお、利用については、調査・研究を目的とする場合に限ります。劣化等の理由のため、一部閲覧や複写に制限がある資料があります。

テレビ・ラジオ番組の脚本・台本の提供を4月17日(木)から開始します(付・プレスリリース)(国立国会図書館, 2014/3/25付)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2013/1204948_1828.html

テレビ・ラジオ番組の脚本・台本の提供を開始します(国立国会図書館, 2014/3/24付け報道発表)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2013/__icsFiles/afieldfile/2014/03/24/pr140325.pdf

参照:
国立国会図書館と文化庁が「我が国の貴重な資料の次世代への確実な継承に関する協定」を締結
Posted 2011年5月19日
http://current.ndl.go.jp/node/18210