2025年6月12日、英国物理学会出版局（IOP Publishing）が、論文と併せて提出されるサプリメンタルデータ（supplemental data）にもDOIを割り当てると発表しました。
同出版局では、一部のジャーナルでこの取組を試験的に実施していましたが、研究者の支持を得ることができたため今回の実施に至ったとしています。この取組によりサプリメンタルデータはより見つけられやすく（Findable）、アクセスしやすく（Accessible）、相互運用しやすく（Interoperable）、再利用しやすく（Reusable）なり、著者は論文以外の貢献に対してもより高い評価を受けることができるようになるとしています。
IOP Publishing makes supplementary research data more visible（IOP Publishing, 2025/6/12）https://ioppublishing.org/news/iop-publishing-makes-supplementary-research-data-more-visible/
参考：
英国物理学会出版局（IOP Publishing）、著者の役割に関する分類“CRediT”を全てのジャーナルに導入：研究成果の作成や出版における著者の多様な役割を明確化 [2025年05月28日]
https://current.ndl.go.jp/car/253301
英国物理学会出版局（IOP Publishing）、研究データ共有に関する報告書“Bringing researchers on board: Navigating the barriers to sharing data publicly”を公開 [2024年10月23日]
https://current.ndl.go.jp/car/228691
