国立国会図書館(NDL)、「電子図書館のアクセシビリティ対応ガイドライン2.0」を公開

2025年5月12日、国立国会図書館(NDL)が、「電子図書館のアクセシビリティ対応ガイドライン2.0」を公開しました。

このガイドラインは、「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する基本的な計画」が求める施策として、読書に困難を抱える人の多様なニーズに対応するため、「図書館におけるアクセシブルな電子書籍サービスに関する検討会」(事務局:NDL)が2023年7月に公開したガイドラインのバージョン1.0を更新したものです。公立図書館等が電子図書館を調達・導入するための調達仕様を検討する際や、電子図書館事業者が電子図書館の開発や改修をする際に利用することを想定しています。

今回の更新では、従来中心としていた音声読み上げに関するアクセシビリティ要件に加え、発達障害等(発達性ディスレクシアを含む)により、読書に困難を抱える人からのニーズが高い、フォントの変更、色反転、字間・行間の調整、縦書き・横書きの切替えについての要件を追加しました。

「電子図書館のアクセシビリティ対応ガイドライン2.0」を公開しました(NDL, 2025/5/12)
https://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2025/250512_01.html
https://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2025/__icsFiles/afieldfile/2025/04/25/pr250512_01.pdf
※二つ目のURLはプレスリリース[PDF:2ページ]です。

電子図書館のアクセシビリティ対応ガイドライン2.0(NDL)
https://www.ndl.go.jp/jp/support/guideline.html

参考:
E2633 – 「電子図書館のアクセシビリティ対応ガイドライン1.0」の紹介
カレントアウェアネス-E No.465 2023.10.05
https://current.ndl.go.jp/e2633